暴力の根源

 45本目、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」。

 「イースタン・プロミス」の予習ということで再上映に行きました。
 痛い暴力バンザイな映画。古典的なウエスタンものの形を借りて、 過去を隠した男が自らの本性とどのように折り合うべきかを描いた作品。同時に肉体と精神の相互作用によって変質する人間の様子を描くという、クローネンバーク先生お得意のモチーフをキレイにまとめ上げてます。
 映画冒頭の見事なカメラワーク。(スピードのコントロールが絶妙。)切れのあるヴィゴ・モーテンセンのアクションと人体破壊描写。(音が痛い!!)エド・ハリスのマフィアは文句無くカッコいいが、ウィリアム・ハートはクマっぽい。公開された時間も経っていますが、ぜひ多くの人がDVDなどで観て欲しい作品。



ヒストリー・オブ・バイオレンス [DVD]

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戦慄の絆 <デジタルリマスター版> [DVD]

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