結果報告(9月26日)

 今日はPerfumeを観たり、映画を観たりの1日。チケットが手に入ったので、行ってきました日本ガイシホール。今回のツアーでアリーナ公演はここが最初とのこと。
 単独公演のライブを観るのは、まだ売れる前の名古屋E.L.L以来。
 まず、会場について驚いたのがお客の様子。無垢付けき男どもの大集会になっているかと思いきや、カップルはもちろんのこと、女子率が高い上に、親子連れもチラホラ。男性客も、若い子は普通の格好やオシャレ系も多数見受けられる。客層の明らかな変化に少し戸惑いながらも、「売れる」ってこういうことなんだと妙に納得。
 実は、27日(日)も行くので、ちょっとした感想は明日以降にしたいと思います。
 ライブ以外では一部で話題のこの映画を観ました。 いやぁ〜、ホント傑作。
 多くの映画感想blogで既に語られているように、プロット(ビジュアル面も)は完全に「ニューヨーク1997」と「マッドマックス2」を足して二で割ったという単純さ。(っていうか、クライマックスのカーチェイスはむしろ「マッドマックス」だと思う。)
 というか、これは監督のニール・マーシャルが撮りたい映画を思う存分撮った結果であって、こういうやり方で成功した人といえばクエンティン・タランティーノがその筆頭でしょう。
 タランティーノの成功は、「自分の好きだった映画をそのまま自分で映画する」という方法論を確立したわけですが、じゃあそのレールの上にどんな列車(車)を走らせるかが、後発の人の勝負どころになるのですが、ニール・マーシャルは年代的に自身が最も多くの影響を受け立てあろう「80年代」のアクション、ホラーを選択。結構手垢の付いた感のある素材を見事に料理していたと思います。
 ただし「ドゥームズデイ」は興行的には失敗した作品で、B級映画からの引用をその映画スタイルの基調としていながら、映画的教養が基本的に格調高いタランティーノとは対照的な感じになってしまいましたが、「暴力」を取り扱う上で絶対に必要な要素を、興行的な理由から避けている最近のハリウッド映画では絶対に観ることのできない「当たり前の表現」が画面一杯に展開する様は、ホントに気持ちがいい。
 全国的にもひっそりした感じの興行になってしまってますが、ぜひ多くの人に観ていただきたい一品です。
 (あと、いろいろと引用元についても書きたいことあるので、これも後日詳しい感想を書きます。)
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