結果報告(9月12日)

 こんなにも早く、再び箕面の地を踏むことになるとは。というわけで行ってきました関西へ。
 観た映画は当然これ。 昨年公開された洋画の中で最重要作品と言っていい本作。公開当時、可能な限り劇場へ足を運んで、ジョーカー(故ヒース・レジャー)の勇姿を堪能した口ですが、唯一の後悔が関西で行われたIMAX版の試写へ行けなかったこと。その頃は日本で唯一IMAX映画を観ることのできた(確か品川の施設はすでに閉鎖されていたはず)天保山サントリーミュージアムで行われた試写は、今に至るまで語り継がれるイベントとなっていたわけですが、109シネマズがIMAXを導入したことで、今回めでたく上映が決定。
 日本では圧倒的なソフト不足で、宝の持ち腐れ状態のIMAX環境を活用するためか、109シネマズさんが大英断。箕面に関してはIMAX用の劇場開設時にIMAX版の上映が行われ、その時にも行くことができなかったので、今度こそはなんとしても劇場に駆けつけ、この目に焼き付けねば男が廃る(大袈裟)と、ホントはシルバーウィークなる呼称がいつの間にかついた9月の連休に行く予定を一週間繰り上げて、片道3時間かけての小旅行となりました。(あぁ、「カナザワ映画祭」にも行きたい。)
 で、実際の観た感想ですが、面白くないわけが無いので、感想そのものはあまり書きません。その代わりIMAX的な面の感想を中心に。
  • 正直スクリーンのサイズは天保山の足下にも及ばないので、パチもの扱いされるのも納得。以前観た「トランスフォーマー/リベンジ」の時はほぼ満員だったことのあって、自分以外の観客が目に入って集中しにくい。(映画の面白さも関係しているんですがね。)今回は好きな人がそれなりに集まって来ていただけなのでスッカスカの劇場だったし、前回の反省を踏まえて、前の方に座ったこともあって、割と良い感じだした。箕面のシアターはスクリーンに近い場所の方が、本来の迫力を堪能出来ると思います。
  • デジタルマスターということもあってか、やたらと画面がクリア。特に暗いシーンのディテールが非常に鮮明。アナログな上映環境では潰れてしまっていた部分がよく観える上に、夜のシーンも滑らかな「黒」を堪能することが出来ます。(夜のシーンが必然的にメインとなるBATMANには最適。)その他にも印象的に残ったのが、冒頭の銀行強盗のシーンでジョーカーがくわえさせる発煙筒に付いている紐の色がムラサキなのをはっきりと確認できたこと。IMAX版を観るまで全く気付きませんでした。
  • IMAX撮影パートと通常フィルムによるパートのとのつながり具合は意外とスムーズ。上下の幅の変化に目がいかなければほとんど気が付かないほど。ただしIMAXシーンの後にある普通部分については若干画面が荒いと感じる部分もありました。個人的には中盤のデント護送のシークエンスが最高。(燃え上がる消防車を上から押さえた画は本当に美しい。)
  • サウンド面がそれなり。一番驚くのは映画本編ではなく、最初のIMAXシアターの紹介映像の音声。これに関しては映画本編の音響設計自体にも関連しているので一概には言えないかも。
  • 確かに大々的に宣伝している(?)ほどスゴいとは言えない部分もあるますが、近所にあったら絶対にあと数回は通いたいと思える映画環境だと思います。今度は「アバター」の3Dを絶対に観にきたいと思います。
 とりあえずこんな感じですが、とにかく「ダークナイト」未見の方は、ぜひこの機会に足を運んでいただきたいと思います。
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