結果報告(9月4日)

 仕事から開放される週末。今週も良く働いたと自分を褒めながら、映画に行く。観たのはこの2本。(レイトショウで2本なので終わったのは夜中。)

 「G.I.ジョー」は気に入ったので、とりあえずの2回目。ただし前回より粗が目に付く、あぁ〜「ハムナプトラ」が懐かしい。ただ今回も楽しく観れたので、続編が観れることを願いつつ。(でも監督は変わってしまうかもしれない。)
 2本目の「サブウェイ123」は久しぶりのトニ・スコ。内容は映像・編集、音楽、出演人まで含めて、あらゆる面がトニ・スコ映画。アバンタイトルのガチャガチャ編集(バックにはJAY-Zの曲が!)に始まり、何でもない普通のことこれでもかと忙しなく描かせ、面白くみせる手法は健在。すっかり中年体系の主演二人(デンゼルとトラボルタ)に、肉体的にあまり無理をさせないで、それでもアクション映画にしてしまうあたりは見事。
 派手さが足りない分を補うかのような中盤の現金輸送シークエンスは、いかにもな状況を無駄にハデハデしく描いていて、その中身の無さを含めて、自己の作家性の本質を理解した場面。(ある意味実験的挑戦とも言える。)
 ただ、過去のオリジナルに比べて、ドラマ性が極めて弱くなっているいう指摘は正解で、良くも悪くもハリウッド的なフォーマット内でお話が展開し、個々の人物の関するドラマが、主人公含めてすっぽり抜け落ちてしまっているのは残念。脚本がブライアン・ヘルゲランドだけに非常に残念。面白くない映画ではないんですが、あっさりしすぎているので物足りないという人が多いのも理解できるます。あと様々な人種のメタボ中年俳優の活躍を愛でるのが好みの人にはお奨めです。