結果報告(1月31日)

 しばらくぶりの休日。そこでたまっていた分の映画を鑑賞。
  • チェ 28歳の革命
  • 「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」
  • 「戦場のレクイエム」
  • 「エレジー

 もうすぐ2本目が公開されるのにまだ1本目。ソダーバーグのいいところが出たしっかりとした1本。28歳(〜30歳)を演じるにはベネチオ・デル・トロは少しキツいが、革命のカリスマを演じるには十分。医師として、説得の人としてあったゲバラを見事に体現。またある程度突き放した構成であるのも良し。
 2本目は「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」。「タイタニック」以来の共演を果たしたレオ様とウィンスレトがガチで夫婦喧嘩を繰り広げる2時間。やっぱりサム・メンデスは郊外ひ住む人々の憂鬱を描いていた方がいい。
 3本目、ノーマークだった「戦場のレクイエム」。あからさまな「プライベート・ライアン」ぶりの笑う。(特に前半。)しかしながら明確なビジョンを持って描かれる映画的な戦場に酔う。「ライアン」以降の戦場表現としては1番かも。後半ものすごくトーンが変わるんですが、生き残ってしまった者がいかに過去に決着をつけるかという意味では一貫した映画。
 最後は「エレジー」。なにげに今まで作品は全部観ている(とはいえ2本)イザベル・コイシェの最新作。今作は珍しく「大人の恋愛もの」と思ったら最後にちゃんと病人が出てくるのはご愛嬌。ペネロペ・クルスの脱ぎっぷりもいいが、いい歳をしてセックス大好きなインテリをベン・キングスレーが好演。エロいことはエロいがそれはあくまでも女性的な目線でのこと。(実年齢より若い役のペネロペ・クルスも綺麗に撮ってもらえているので満足では。)
 女性の演出家特有の「関係性への偏重」を受け入れることができるかどうかで評価は変わるかも。