10年前の思い出(その1)

 最近音楽ネタが多いな。でも、これは思い出の話。
 今年のライジング・サン(Rising Sun Rock Festival 2008 in EZOですよ!)の話題は10回目記念ということで、1回目の出演者が意識的にキャスティングされていること。(特に第1弾発表は。)
 当時キャリアの頂点であったバンドも多く、結構な数のバンドがすでに解散していて、現時点でその時のラインナップをそろえることは不可能。辛うじて呼べるのが、「電気グルーブ」と「椎名林檎」。
 なかでも、椎名林檎は確かファーストアルバムが出て、世間的にも認知され始めた頃。最初の大規模なツアーが発表されるも、地元でのライブのチケットは取れず。彼女が目的で行ったライジングではないけれど、「観れるのラッキー」と結構楽しみにしてました。
 しかし、開催直前にバンドでは出演しないとの発表が。「なんじゃい」と思いながら当日観たのがこのライブ。

 曲は「シドと白昼夢」。当時はあまり好きではなかった曲なんだけど、今は割と好き。時期的には「歌舞伎町の女王」や「ここでキスして」とかが話題になってましたねえ。斉藤ネコさんとの2人のライブは、今観てもちょっと特別な編成。得した感が強かったし、ピアノ弾き語りの彼女の演奏と歌が思いのほかしっかりとしていて、わずか30分のライブとは言え、感動的だったのを覚えています。

 その後、彼女は売れに売れ、なかなか単独のライブに簡単に行けない状態に。まあ、売れるにつれて自分の中で興味が無くなっていったということもあって、以来彼女のライブを観る機会はありませんでした。(確かライジングにも出ていないはず。)結局必要の無いものには手が出ないということだとは思います。その点フェスは、意外な出会いや単独では行かないアーティストを観れるという利点があるから、便利だなあと実感。
 今年、自身のバンド「東京事変」とソロの2本立てでどんなライブを見せてくれるでしょう。最近は当時ほど好きなアーティストではないけど、一昨年ZAZEN BOYSのライブにゲストで参加した時に観た彼女は、大人の魅力全快の色っぽさでいいなあと思ってしまいました。(ブッキングはこの時からかな?)

 まあ、8月の開催まではこんなグダグダした思い出を書いていこうと思ってます。で、最後に結局彼女はこの曲でしょという1曲を紹介。

幸福論

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