結果報告(2月7日)

 朝、大阪を離れて名古屋109シネマズへ。金曜日に予約しておいた映画は、この週末に公開の話題作。大きな箱で、大スクリーンと良い音響での鑑賞はなかなか良い。「マクロスF」のここで観ました。環境は抜群でしたが、内容的にはもう少しと言わざるを得ない。観た映画はこの1本。 感想を書くという行動が、現在のところTwitter中心になってます。
 この作品に関しても、観賞後思いつきをいくつかつぶやいてます。どっちかというとネガティブな意見です。ファンの皆さんゴメンナサイ。
 原作は全くの未読、アニメも以前やっていた第1期を観たのみということで、エラそうなことを言える身分ではないですが、163分をいう映画としても破格のフォーマットの作品を満員の会場で鑑賞。水を打ったように静まり返った会場(一部笑いの起こる場面もありましたが)で、その集中力に吊られるように観た3時間弱(眠くはなりませんでした)でしたが、率直に言って「どうだろう」という出来だったと思います。
 しかしながら、熱心なファンからは「原作どおり」・「素晴らしい」との反応(Twitter上ですが)が多数あることから、原作付きアニメとして、この作品は「夢のような映画化(完コピ)」であったのだろうと思います。
 まあ、原作者自ら脚本に参加していることからも伺えるのですが、ある意味実験的な演出とも言えるモノローグのみで回っていく展開(ドラマとしては機能していなかったと思いますが)を楽しめれば、一見さんでもOKの内容だと思います。(そう、これはある意味原作を完全になぞるという新しいやり方なのかも。)
 欲を言えば、もっと刈り込める部分はキチンと刈り込んで100〜120分に納まるような形になっていれば、誰が観ても「傑作」と言えるようなSF映画ないしは青春映画になったのではないかと思います。それと観ている間ずっと頭の中の浮かんだのは、押井守の「うる星やつら ビューティフル・ドリーマー」です。「エヴァ」からの影響と言うより「うる星やつら」の影響が強いのではと言う感じは、TV版の頃から感じていたことではありますが。(年がバレるな。)
 ただ所謂「映画的なもの」を期待するとガッカリかも。(特に実写しか観ない人!)宮台さんの言葉を借りれば、「アニメにはアニメの文法があり、映画(実写)のそれとは違うので注意が必要。そういう心構えで観てください(by シネマハスラー:ワンピースの回)」ということだと思います。
 自分はアニメも実写も分け隔てなく観る方なので上記の言葉には同意しかねる部分もあるのですが、最近観た「Fate/stay night」や「ハルヒ」についてはそれが当てはまるかも。個人的には3時間弱の(小説の)朗読会でちょっと疲れました。
涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)