ライブ行きました。

 仕事終わりで、久しぶりのライブ。
 観に行ったのは、BONNIE PINK。”Pump It Up”ツアーと題したもので、全国4ヶ所の小規模なもの。
 前作"Thinking Out Loud"が出た時にやったツアーは、CMタイアップや映画(「嫌われ松子の一生」)への楽曲提供もあって、世間的に名前が売れた直後と言うこともあってホールツアーでしたが、席のある会場でマッタリ観てもつまらんということでパス。久々の名古屋、スタンディングのライブハウスと言うことで、観に行くことに。
 会場は名古屋のダイヤモンドホール。(1,000〜1,500人で一杯の会場。)開演20分前ぐらいの入場で、まず気になったのが客が少ないこと。(会場後方の一段高い所が既に入場出来ない状態になっていたので、それぐらいしかチケットが売れてないと言うこと。)2007年の夏のライブでは、ダイアモンドホールがほぼ一杯になるくらい客が来ていたんですが、今回は7割程度の入り。
 ワーナーに移ってから積極的な露出が続いて、世の中的な認知度は上がったはずですが、ライブへの動員と言う意味では前回のツアーあたりがピークで、人気は一段落といったところか。古くからのファンと思われる男性陣と新しいファンらしき女性やカップルが半々ぐらいの感じで、鑑賞するにはちょうどいい感じ。でも以外と女性の客が多いのが昔と違うところ。
 きっちりと開演時間7:00にスタート。バックのメンバーはほぼいつも戻りの布陣(アイゴンや高桑サン、奥野サン等)で、安定した演奏。新しい曲とおなじみのナンバーを交えつつ、MC多めの展開。(細かいセットについては忘れました。)
 いつものごとく、ボニー本人は派手目の衣装を着て、ステージの中央に。良く動いて、良く歌うステージングと自身でギターを弾く場面が多めだったのが今回の特徴だったと思います。
 全体にテンポが緩めで、歌いやすい演奏が続き、その分会場全体のノリが悪く、客はほとんど鑑賞モード。それはそれでユルくて楽しい感じだったんですが、せっかく演奏ができるメンバーが揃っている(本人もギターをたくさん弾いてたし)ので、もっとバンド的に盛り上がる構成やグルーブ感がある感じだったらいいのにと思いました。終盤にかけてそれなりに上がりはしましたが、終始あっさり目のライブでした。
 2007のツアーではバンド全体でライブを作っていくようなアグレッシブさがあって、女性ボーカルのロックバンドのような一体感や表現が全面に出ていて、ただのポップボーカリストのライブにはない、高揚感があってスゴく良かった記憶があります。
 ただ、アンコールでやったクリスマスソング(12月頃にでるシングルらしい)の弾き語り演奏なんかを観ていると、売れ線ポップへ華麗に転向したという訳でもなく、これからも自身の世界観をしっかり打ち出しながらの活動は続いていくのかなと思いました。(できたての曲をキーボードで弾き語りしたんですが、バンドがいる時より若干速めの演奏と歌で、その分独特のグルーブ感があって、この日一番印象に残った演奏でした。)
 今回のツアーは再始動時の肩ならしということで、次回はしっかりかっちりしたライブがまた観てみたいなぁと思いました。(ホント2004〜2007くらいのライブの音源でないかな)
Pink in Red~Bonnie Pink LIVE 2003”Tonight,THE Night”at AKASAKA BLITZ”~

Pink in Red~Bonnie Pink LIVE 2003”Tonight,THE Night”at AKASAKA BLITZ”~