いい男の条件

 前にも書いたんだけど、この前の土曜日は「タイタニック」を観終わったあと、カートゥーンネットワークで「春田花花幼稚園〜マクダルとマクマグ〜」を観ました。
 何年か前に映画版が公開されて、それが壮絶にハードコアな内容だったので、いつかテレビ版を観てみたいと思っていました。ちなみにこの作品は、絵本が原作で人気がでて、テレビアニメ化。その後2本の映画が作られているそうです。
 で、土曜日に観た話の中で印象に残ったのが、「チョウ・ユンファ」に関するお話。
 主人公はブタの少年「マクダル」。彼はお母さんのミセス・マク(CV:田中敦子、言わずと知れた少佐)と2人暮らし。お父さんは今はいません。
 マクダルを中心に香港の幼稚園「春田花花幼稚園」に通う彼の級友たちや園長先生とのエピソードがほのぼのとつづられていきます。その中でも、女手一つでマクダルを育てるミセス・マクの話が面白い。
 土曜日にやっていたのは、主人公を妊娠中のミセス・マクの話。
 入院中の彼女は、病室で空飛ぶタライを見つけます。この不思議なタライを流れ星になぞらえたミセス・マクは、そのタライに祈ります。「いい子が生まれますように。」
 しかし、彼女は次第に生まれてくる子はこんな子がいいってことを夢想し始める。
 「やっぱり、男の子ならハンサムな子がいいわ!、例えばチョウ・ユンファ!」(えっ、どうしてそこ?←俺の心の声)
 「それからレスリー・チャン」(納得の正統派。)
 画面には、それぞれブタの体をした両者が。けっこうスゴい絵ヅラなんだけど、ミセス・マクは続ける。
 「やっぱり、大きくて綺麗な口のチョウ・ユンファはすてきよね。」(おおっーー!!)

 チャンチャン。ってことで、僕としては初めて、香港(中国)でなぜ彼が人気があるのかについて、非常に説得力のある答えを聞くことができたので、うれしかったです。
 結局、ミセス・マクの願い(他にも頭がいいとか、運がいいとか願ってました。)は叶えられることはなく、ハンサムでもなく、頭も良くなく、運も良くないぼーっとしたマクダルが生まれるんだけど、素敵な子供を無事授けてくれたお礼として、そのタライに因んで「マクダル(ダルはタライのこと)」と生まれてきた子を名付けるというオチ。ほのぼの。

 まあそれはさておき、日本で公開された映画版「マクダル パイナップパン王子」は、本当にスゴいアニメ(今の日本では作りにくい種類の作品)なので、こんな駄文を読んで興味を持ってくてた方は、「ぜひ、みてください!」(シャクティー風に。)
 できれば、この映画についてもいずれ触れたいです。(今知ったんだけどDVDは出てないみたい、ショック!)
公式サイト:http://www.mcdull.jp/index.html

春田花花幼稚園~マクダルとマクマグ~DVD-BOX

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